薬剤耐性(AMR)対策

薬剤耐性(AMR)とは?

特定の種類の抗菌薬や抗ウイルス薬が効きにくくなる、または効かなくなることを、「薬剤耐性」と言います。耐性を持った細菌やウイルスが増えると、薬が効かなくなることから、これまでは、感染、発症しても適切に治療すれば軽症で回復できた感染症が、治療が難しくなって重症化しやすくなり、さらには死亡に至る可能性が高まります。
薬剤耐性(AMR)の拡大を防ぐためには、抗菌薬(抗生物質)を適切に使用することが重要です。抗菌薬を服用する際は、医師や薬剤師の指示を守って、必要な場合に、適切な量を適切な期間、服用しましょう。

薬剤耐性(AMR)対策のロゴマークについて

薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動

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薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027)

令和5年4月に、総理が主宰する「国際的に脅威となる感染症対策の強化のための国際連携等関係閣僚会議」において、「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027)」が決定されました。薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(以下「アクションプラン」)は、薬剤耐性(AMR)微生物の世界的拡大を受けて、2015年5月の世界保健機関(WHO)総会において世界行動計画が採択され、加盟国へ2年以内の国家行動計画の策定・実行が求められたことなどから、2016年4月に閣僚会議において取りまとめられた行動計画です。「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027)」は、更なる薬剤耐性(AMR)対策の推進を図るために策定された行動計画であり、①普及啓発・教育、②動向調査・監視、③感染予防・管理、④抗微生物剤の適正使用、⑤研究開発・創薬、⑥国際協力の6つの分野に関する目標の設定、目標を実現するための戦略及び具体的なアクションを定めています。

薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027)

(参考)薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)

薬剤耐性(AMR)対策アクションプランのフォローアップ

内閣官房の取組

アクションプランの柱の一つである「普及啓発・教育」において、国民の薬剤耐性(AMR)に関する知識や理解を深めるため、関係諸機関・諸団体等と連携の下、薬剤耐性(AMR)の脅威に対する国民運動を展開することとしていることから、薬剤耐性(AMR)に係る全国的な普及啓発活動を推進するため、毎年11月を「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」に設定しました。「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」では、政府機関だけではなく民間の様々な団体が一体となって、普及啓発に係る取組を重点的に実施していくとともに、同月間を通じて国民一人ひとりの主体的な取組を促していくこととしています。

薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動への賛同団体

薬剤耐性(AMR)に係る全国的な普及啓発活動の推進にご賛同いただき、その取組を推進いただける関係団体などを「薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動への賛同団体」として取りまとめています。(令和5年10月1日現在)

薬剤耐性(AMR)対策推進国民啓発会議

薬剤耐性(AMR)に係る全国的な普及啓発活動を推進するため、「薬剤耐性(AMR)対策推進国民啓発会議」(議長:毛利衛日本科学未来館館長)を設置し、開催しました。

薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰

薬剤耐性(AMR)対策の全国的な広がりを促進するため、薬剤耐性対策の普及啓発活動の取組事例を広く募集し、優良事例を表彰しました。
表彰は、薬剤耐性対策推進国民啓発会議議長賞、文部科学大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞及び「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞を設けました。

関連情報