基本戦略(国際感染症)

「国際的に脅威となる感染症対策の強化のための国際連携等に関する基本戦略」とは

地球規模での森林開発や気候変動等により動物等を媒介とする感染症のリスクが増大し、また、グローバリゼーションの進展等により、人獣共通感染症も含め様々な新興・再興感染症が国境を越えて国際社会全体に拡大する事態が発生しています。
WHO の国際保健規則(IHR)に基づき、疾病の国際的拡大により、他国に公衆の保健上の危険をもたらすと認められる事態や緊急に国際的対策の調整が必要な事態にあたっては、WHO 事務局長は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を宣言できることとされており、過去には、2009(平成 21)年4月に H1N1 新型インフルエンザの国際的感染拡大、2014(平成 26)年8月にエボラ出血熱の西アフリカにおける感染拡大、近年では 2020(令和2)年1月に新型コロナウイルス感染症の国際的な感染拡大等について PHEIC が宣言されました。
感染症対策については、各国が積極的に貢献し、国際社会の一員としての役割を果たすことが、国境を越えて拡大する感染症に立ち向かう国際社会の利益となるのみならず、自国における感染症との戦いを有利にするものです。
そこで、基本戦略においては、我が国が先進諸国と連携を図り、また、開発途上国への国際協力等を通じて国際社会へ貢献するための施策を盛り込んでいます。これらの施策は、国内対策との連携を図りながら関係省庁が一体的に取り組むことで、我が国の感染症対応の強化にもつながるものとなっています。

関係会議

令和5年4月4日 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議より名称変更

令和5年4月7日 国際的に脅威となる感染症対策推進チームより名称変更

過去の会議等