更新日:令和7年1月10日
シンポジウム「次なる感染症危機への備え~新しい政府行動計画が目指すもの~」の開催について
1月10日、「次なる感染症危機への備え~新しい政府行動計画が目指すもの~」をテーマとしてシンポジウムを開催しました。
次の感染症危機はいつ発生するか分かりません。
平時に十分な備えをし、有事への移行をスムーズに行うため、新型インフルエンザ等対策政府行動計画について、昨年(2024年)7月に、2013年の策定以来約10年ぶりに、初めての抜本的改定を行いました。
本シンポジウムは、新しい政府行動計画の内容を踏まえた現在の対応、今後の課題について議論し、次の感染症危機への備えについて理解を深めていただくことを目的としました。
オンラインで約1,600名と多くの方から参加の申込みをいただきました。
主催者を代表し、赤澤 亮正 感染症危機管理担当大臣からは、冒頭挨拶の中で、
- 計画に記述した国や自治体の取組等について確実にフォローアップしていくこと
- 感染症危機時に、国や都道府県、国立感染症研究所などの関係機関が連携して円滑な初動対応を行えるよう、タイムラインの作成を進め、対応の充実を図っていくこと
などを伝えました。
基調講演では、五十嵐 隆 国立成育医療研究センター 理事長・新型インフルエンザ等対策推進会議 議長から「政府行動計画の改定~新たなパンデミックに備えるために~」をテーマとして、コロナ禍を振り返りながら政府行動計画についてお話しいただきました。
パネルディスカッションでは、モデレーターとして福田 充 日本大学危機管理学部 学部長・教授をお迎えし、幅広い分野の各パネリストの皆様に医療のみならず国民生活・経済の観点からも平時からの備えを中心に幅広くご議論いただきました。
必ず起こる次の感染症危機に対し強靭な社会を築くため、今後も統括庁では、政府行動計画のフォローアップや実践的な訓練等を着実に進めるとともに、国民の皆様に向けた分かりやすい情報発信に取り組んでまいります。