更新日:令和6年11月29日
感染症危機管理対応訓練(政府対策本部会合(訓練))
11月29日、感染症危機管理対応訓練の一環として、石破総理大臣の下で初めてとなる「政府対策本部会合(訓練)」を開催し、石破 茂内閣総理大臣、赤澤 亮正大臣(感染症危機管理担当)をはじめとする閣僚等が出席しました。
昨年度は、海外で新型インフルエンザが発生したという場面を想定し訓練を実施しましたが、今年度はさらに事態が進んだ、国内で第1例目の感染者が報告された場面を想定し、政府の初動対処を確認するための訓練を行いました。
訓練においては、まず新型インフルエンザの国内発生状況について、厚生労働大臣より報告がなされました。その後、国内で発生した新型インフルエンザに対する政府の対処方針を記した「基本的対処方針」について確認・決定しました。
石破総理大臣からは、
- 基本的対処方針に従い、関係機関と緊密に連携して患者の治療に最善を尽くすとともに、二次感染の防止に万全を期すこと
- 検疫の着実な実施、適切な情報収集、迅速な検査・治療体制等の確保、物資の確保等、感染拡大の防止に万全を期すこと
- 国民の皆様に迅速かつ的確な情報提供を行い、差別・偏見や誤った情報の拡大を防ぎ、安心・安全の確保に努めること
等の指示を受けました。
また、訓練終了後、石破総理大臣から、次の感染症危機に向けて、この夏に全面改定された「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」も踏まえ、各省の取組について、不断の点検、改善を重ね、対応に万全を期するべき、また、国と都道府県との緊密な連携を通して、迅速かつ的確な対応ができる体制を構築していくべきとの講評がありました。
今回の訓練で得られた知見や課題も踏まえながら、今後も継続して感染症危機管理対応の強化に取り組んでまいります。