令和5年度 感染症危機管理対応訓練(政府対策本部会合(訓練))

更新日:令和5年11月7日

感染症危機管理対応訓練(政府対策本部会合(訓練))

写真:政府対策本部会合訓練の様子1
写真:政府対策本部会合訓練の様子2
提供:内閣広報室

11月7日、感染症危機管理対応訓練の一環として、政府対策本部会合訓練を、岸田 文雄内閣総理大臣、新藤 義孝大臣(感染症危機管理担当)をはじめとする総理以下閣僚出席の下で、開催しました。
本政府対策本部会合は、9月1日内閣感染症危機管理統括庁の設置後、初めてとなる訓練です。

感染症危機はいつ来るのかわからず、有事の際に迅速・柔軟に対応するために、緊張感をもって平時から十分な準備と訓練を行うことが重要です。

「訓練で出来ないことは本番でもできない」
これを常に念頭に置き、有事に備えた国や関係機関における実践的な訓練を実施し、訓練の精度を高めます。

今回の訓練は、新型コロナ感染症の実践経験を反映すべく、全国47都道府県などと体制を組んで実施することとなりました。

7日に開催した政府対策本部会合は、海外で新型インフルエンザ感染症が発生したとのシナリオの下、各省において初動対処の取組状況を確認・共有し、内閣感染症危機管理統括庁として取りまとめと総合調整を行うことで、政府一丸となって感染症危機に対応することを確認するものです。

訓練においては、新型インフルエンザ感染症の海外発生状況について、厚労大臣より報告があった後、情報収集・水際対応・ワクチン・検査・必要物資といった事項に関する準備状況について、各省大臣より報告がありました。

岸田総理大臣からは、初動対処を徹底し、

  1. 新型インフルエンザについての情報収集を強化し、国民の皆様に、速やかに適確な情報を伝えること,
  2. 在留邦人の支援や検疫の強化等、予防・まん延防止対策を強力に進めること
  3. 国内での新型インフルエンザの発生に備えた対策を早急に進めること

との指示を受けました。

また、訓練終了後、岸田総理大臣から、平時からの備えを確実なものとすることが重要であり、本日の訓練を第一歩とし、国だけでなく都道府県との緊密な連携を含めた体制を構築してほしいとの講評がありました。

9日には新藤大臣の下、初動対処に係る初めての国と都道府県による緊急連絡会議(訓練)を実施し、今後も引き続き、感染症危機発生時の政府の対応を万全のものとしてまいります。