第9回新型インフルエンザ等対策推進会議

更新日:令和6年1月25日

  • 写真:第9回「新型インフルエンザ等対策推進会議」の様子1
  • 写真:第9回「新型インフルエンザ等対策推進会議」の様子2
  • 内閣感染症危機管理統括庁ロゴマーク

1月25日、第9回「新型インフルエンザ等対策推進会議」を新藤 義孝大臣(感染症危機管理担当)の下で開催しました。

政府行動計画の実効性を高め、次の感染症危機に確実に備えるためには、

  • 情報収集・共有・分析の基盤となるDXの推進、DXの前提となる情報の標準化、新技術の社会実装とEBPMに基づく施策の実施の徹底
  • 感染症危機において特に配慮が求められる方々への対応
  • 水際対策や検査体制、ワクチン・治療薬・検査薬の研究開発の支援などの各論

などについても、十分検討しておく必要があります。

今回の会議では、「サーベイランス・DX」と、「高齢者・障害者・こどもへの対応」について、有識者からのヒアリングを実施しました。

ヒアリングを通じて、サーベイランス・DXについては、新型コロナへの対応を省み、

  • 明確なサーベイランス戦略の下、デジタルサーベイランス網を整備する必要性
  • 無駄のない効率的な感染症対策の実現には、医療DXの中で、電子カルテ全国普及とデータの標準化に最優先で取り組むべきであること

などについて確認しました。
今後どう実現させるかについて議論を深める必要があります。

高齢者・障害者・こどもへの対応については、

  • 感染症危機に備えた業務継続計画(BCP)の策定、ゾーニング・動線の確保といった、高齢者施設や知的障害者施設等における感染症対策と事業継続の両立の重要性
  • 教育機関・医療機関・福祉機関等が連携し、こどものメンタルヘルスケアを行う体制構築の重要性などを議論しました。

次回以降も、推進会議の意見等を踏まえつつ、政府行動計画の改定案作成のため、各論の詰めを進めてまいります。

また、内閣感染症危機管理統括庁は、新たにロゴマークを制定しました。

ロゴマークは、統括庁が「扇の要」のように、感染症危機管理を指揮する司令塔としての使命を担っていることに着想を得たデザインとなっています。
ロゴマークを通じて、統括庁の存在や、その果たすべき役割、理念を国民の皆様と共有するとともに、改めて統括庁職員が力を合わせて責務を果たしてまいります。